◇お日さまからの贈り物◇

今年は閏年ではありませんが、

4年に一度訪れる、2月29日。

地球が太陽の周りを一周するのに、ほんの少しだけ時間が余るために生まれた調整の日です。

お日さまからの贈り物のようですね。

毎年ぴったり同じ長さではないからこそ、巡りは整えられる。

保育の世界で考えると、それは〝発達の個体差〟と重なるものがあります。

個体差とは〝ズレ〟ではなく、その子の自然な歩幅です。

同じ年齢でも、育ち方にはそれぞれの順番とリズムがある。だからこそ、大人による柔らかな調整が求められます。

あたかも〝ズレ〟に見える〝発達の個体差〟を、心配したり不安に感じたりする親心は、愛情そのものかもしれませんね。

しかし、時には片目を瞑って、視野を半分にでもする気持ちで、子どもを見つめてみると、その〝ズレ〟は、いったい何なのか‥。誰が抱える何の〝ズレ〟なのか‥。

だんだん迷宮入りしていき‥‥

まぁ、いっか!

となるわけです。(笑)

そうなれば親子共々ハッピー!

子どもは本当にしなやかな生き物で、親が悩みあぐねている間に〝ズレ〟を回収してきます。

だから、まぁ、いっか!

お日さまくらいの大きな心で育てられたら、どれほど楽なことでしょうか。

そうはいかないけど、まぁ、いっか!

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実は、私の娘は閏日生まれです。

「二十歳で、やっと七五三だね!」と笑いながら、私は心のどこかで思っています。

「あぁ、この子はこの日を選んだな」と。

しかし、現実問題、いつお祝いしたら良いのでしょうね?

それこそ、まぁ、いっか!

  • そんな気持ちで、年に何度も育ちを喜んでいます。