「自分らしく生きよう」
そんな言葉を聞くたびに
私は少し苦しくなっていました。
自分らしさってなに?
どうすれば見つかるの?
そう思いながら
ちゃんとしなきゃ、頑張らなきゃって
どこか無理をしていた気がします。
そんな私に大きな気づきをくれたのが
トゥレット症の症状が強く出ていた次男でした。
不安でいっぱいで
体も思うように動かなくて
外にも出られなかったあの頃。
「俺の体どうなっちゃうの?」って泣きながら
苦しむ姿を、そばで見ることしかできなかった私…
そんな次男に対して唯一できたこと
それは
“何かを直させる”ことではなく
「好きなことを思いきりやろう」ということ。
工作が好きだった次男が最初に作ったのは
段ボールでできた自分の隠れ家。
無我夢中で楽しみながら作っていて
その時間だけは不安を忘れているようでした。
その姿を見ていて気づいたんです。
自分らしさって
“外から見てどうか”じゃなくて
“その人がその人でいられる時間”なんだって。
できることが増えることでも
周りに合わせられることでもなくて
ただ、夢中になれること
ほっとできる時間
安心していられる場所
その中にこそ
本当の自分があるのかもしれません。
私自身も
「ちゃんとした母でいなきゃ」
「こうあるべき」
そんな鎧を少しずつ手放していきました。
自分らしさとは、どこかにあるものじゃなくて
安心したとき
ゆるんだとき
ふと顔を出してくるものかもしれません
そして
子どもが“その子らしくいられる時間”は
きっとママ自身が
“自分でいていい”と思えたときに
少しずつ広がっていくんだと思います。